果物の見分け方暑い季節になると水分の多いあま~い果物が美味しいですね。 最近では果物や野菜を選ぶ時、 ”国内産”かどうかを気にする人も多いかと思います。 国内産だとしても、農薬や化学肥料を できるだけ使っていないものを選びたいところですね。 今日はそんな果物の選び方・見分け方のポイントをご紹介します。 ◆輸入ものは避け、”国内産”を選ぶようにしましょう。 輸入ものは、栽培中の農薬も気になりますが、 収穫後の作物に使用する殺菌剤や防かび剤など ポストハーベストの心配もあります。 (国内ではポストハーベスト農薬の使用が禁止されています) また栽培方法、保管状況、輸送方法なども わかりにくいなど不安も多いですね。 ◆”旬のもの”を選びましょう。 旬のものは季節や気候に合わせて 無理なく丈夫に育ち、生育も早いので、 農薬もあまり使わなくてすむのです。 もちろん栄養価も高いですしね。 ◆”ずっしりと重いもの”を選びましょう。 持ったときずっしりと重みを感じる果物は、 しっかりと細胞分裂を繰り返し、 細胞の密度がギュッと詰まった証拠。 化学肥料などで急激に生育させたものは 大きくてもそれほどの重量感がないのです。 ◆皮をむいて食べるものの方が安全です。 さくらんぼやブドウなどは皮ごと食べたり 口に含んだりするので、安心できるものを選びましょう。 では食材別に見てみましょう。 ★メロン (おいしい時期:5月~6月) 意外にも、果物の中では農薬をあまり使っていない安全なもの。 特に旬のものは安全性が高い。 それでも皮ギリギリまで食べるのは避けるべき。 網の模様がついている品種は、 網がピンと張っているものを選ぶ。 ★りんご (おいしい時期:とくに出盛りの10月~11月) リンゴは袋をかぶせて育てる「有袋栽培」と「無袋栽培」がある。 有袋は袋が紫外線をシャットアウトしてしまうので、 農薬が分解されにくい。 「サンふじ」「サンむつ」など”サン(太陽)”がついているリンゴは 無袋栽培ものなので、このタイプを選ぶ方が良い。 ★なし (おいしい時期:旬の8月~10月) なしもリンゴと同様、「無袋栽培」のものが安全で、 「サンセーキ」など”サン”がつく品種は太陽を浴びて育ったもの。 しかしなしは無袋栽培ものはほとんどない。 皮を厚めにむくと、農薬も避けられる。 ★みかん (おいしい時期:11月~12月) みかんはかけられた農薬がほとんど皮に残るので、 大きな心配はないと考えていい。 外からの見分け方のポイントは”重さ”。 また自然栽培で作ったものは、皮が身にくっついてむきにくい。 中身に比べて皮がプヨプヨしてむきやすいものは、 皮の成長に中身がおいついていないからで、 肥料が多く使われている可能性がある。 ★レモン (おいしい時期:1年中出回るが、特に冬) 国産のレモンは貴重。 ほとんど輸入品で、防カビ剤などのポストハーベストが気になる。 皮ごと飲む飲み物などに入っている場合は、 長時間漬けずにすぐ引き上げよう。 皮をむいてしまえば農薬の心配はほとんどない。 ★いちご (おいしい時期:12月末~1月、2月中旬~3月) 贈答品に使われる大粒の品種は、 病気に弱いので他品種の倍の農薬が必要。 食べる時は、流水にさらしてから。 ★バナナ (おいしい時期:通年) バナナはフィリピン産より台湾産の方が安全と言われている。 軸が黒く痛みが目につくものは避けてしまいがちだが、 これは殺虫剤や殺菌剤を使用していない証拠。 購入するならむしろこっちを選びましょう。 参考:「国産」「安心」の食べ物はこれだ!(宝島社) 野菜のソムリエ(小学館) 果物は1日150g~200gは食べたいところです。 日本人の平均摂取量は「119g」というのが現状。 (平成16年国民健康・栄養調査より) 特に20~40歳代では100gを下回っているのです。 是非積極的に食べたいですね。 無理という方は、 サプリメントでビタミンのバランスを整えてあげましょう 【過去の関連メルマガ】 果物食べてますか? No.067 サッカーの敗因は果物不足?! No.059 |